Customer Success Story
AIドリブンネットワークが、救助を必要とする動物を保護しケアを提供するRSPCA New South Walesを支援
2021年だけで、治療や保護、リハビリテーション、里親探しのために、6カ所のシェルターと3カ所の獣医病院を通して、24,000頭以上の動物がRSPCA NSWにやってきました。
RSPCA NSWの動物愛好家のコミュニティの支援と地方自治体からの数百万ドルの助成金により、RSPCA NSWのヤゴナシェルターは、最新鋭の里親探しおよび教育センターとして生まれ変わりました。RSPCA NSWは、デジタル変革の一環としてジュニパーが提供するAIドリブンネットワークを選択しました。将来的にはBluetoothタグを使用して保護中の動物を追跡することも視野に入れています。
概要
会社名 | RSPCA New South Wales |
業界 | 政府機関および非営利団体 |
使用製品 | AP43, AP63, EX2300, EX3400, EX4600, アセットの可視化, Wireless(Wi-Fi)Assurance, Marvis VNA |
地域 | APAC |
アクセスを改善
獣医スタッフ、教育者、ボランティアによるデータとアプリケーションへのアクセス
セキュアなゲスト用Wi-Fi
ペットの飼い主候補向け
運用の合理化
2人組のチームがマルチサイトネットワークを管理
積極的にデジタルを推進
「RSPCA NSWの動物愛好家のコミュニティから支援を受けることができ、またNSW政府からも助成金をもらえることでできて、とても助かりました。」と、RSPCAで財務&IT責任者を務めるジュリアン・マンチェさんは述べています。
この資金により、RSPCAはシドニー本部を2倍に拡張し、病院、動物エリア、教育スペースや公共スペースをアップグレードするだけでなく、緊急時の対応能力も向上させることができました。
物理的な変革と共にデジタル変革もおこなわれ、アプリケーションをクラウドに移行して、ITインフラを近代化することで、慈善団体が新たな働き方に対応できるようになりました。
「シドニーの新しい建物以外にも、ネットワークアーキテクチャ全体を更新する機会も得られました」と、RSPCA NSWでIT運用マネージャーを務めるマリア・アレディアさんは述べています。「よりスマートで信頼性の高い、強固なデジタル基盤を構築したかったんです。」
救助活動のためのAIドリブンネットワーキング
RSPCAは、オーストラリアでマネージドセキュリティサービスを提供するSeccom Globalと提携し、ヤゴナにある同団体のシドニー動物里親支援&教育センターにジュニパーのAIドリブンエンタープライズネットワークを導入しました。ハンター地域にある2番目に大きなサイトでもアップグレードを予定しています。Seccomが継続的なネットワーク監視と管理を提供するようになり、RSPCAのIT部門は戦略的な技術変革に専念できるようになりました。
「Seccomやジュニパーなどのデジタル専門企業と提携することが、強固なデジタル基盤を構築するために役立っています」と、マンチェさんは述べています。
Mist AIを搭載したジュニパー無線アクセスソリューションは、予測可能で信頼性が高く、測定可能なWi-Fiを提供してくれます。同団体の拠点では、高性能スイッチングを実現するためにジュニパーのEXシリーズイーサネットスイッチを使用しています。Juniper Mist Wi-Fi Assuranceやジュニパーの仮想ネットワークアシスタント「Marvis」などのジュニパークラウドサービスが、ユーザーエクスペリエンスの質を明確に可視化してIT部門に提供します。
大小すべての生き物に貢献
「事業でデジタルサービスを実現することで、私達IT部門はよりお客様を中心にとらえたエクスペリエンスを提供できるようになりました」と、マンチェさんは述べています。「ジュニパーネットワークスにより、アプリケーションとデータへの従業員のアクセスを拡張し、セキュアなゲスト向けWi-Fiを提供できるようになりました。」
デジタル変革は、運用業務と物流業務を合理化しました。救助を必要とするる動物を世話をしながら、休むことなく取り組む獣医スタッフらは、あらゆるデバイスからシェルター管理アプリケーションと獣医クリニックのアプリケーションに簡単にアクセスできるようになりました。スタッフは、動物のリハビリや里親探し、人々への教育、虐待の疑いの調査などに、より多くの時間を費やすことができます。
飼い主候補となる人は、シドニーに新設された屋外ミーティングエリアから、新しいペットに会った時の写真を投稿できるようになりました。
「ジュニパーのBluetoothアセット追跡は素晴らしいです」と、マンチェさんは述べています。「とても革新的です。」
RSPCAは、ネットワークに組み込まれているBluetooth位置情報追跡機能を活用して、動物の動きを現場のスタッフ全員が簡単に把握できるようにすることで、動物の居場所を簡単に特定し、飼い主候補が会いに来たりリクエストがあったときに応えられるようにしたいと考えています。
デジタル変革により新たな効率性が生まれ、RSPCAは、シェルターや動物病院、教育サービス、および動物虐待の疑いの調査を通じて、より多くの動物を世話し保護することができるようになります。
2022年9月公開