Customer Success Story
abilis、Apstraでデータセンターネットワークを1日で変革
製造や産業プロセスなど何百社もの企業が、abilisグループのITサービスを利用しています。ドイツを拠点にするこのマネージドサービスプロバイダは、SAPによる変革とホスティング、業務プロセスの自動化のほか、製品の構成、見積り、価格設定のソフトウェアを専門としています。
abilisはジュニパーのApstraを利用して、ITサービスをより効率的に顧客に提供できるように、データセンターネットワークを自動化して最新化しました。
1日
Apstraで、300のVLANを含むデータセンターネットワークを構築した日数
60%
効率的なインテントベースのネットワーク構築による、ネットワーク運用の予想される時間短縮
短縮
ネットワーク変更の保守時間
向上
自動化によるネットワークの信頼性
データセンターネットワークの最新化と簡素化
革新的で成長志向の企業であるabilisは、自社のデータセンターインフラストラクチャを刷新して、ビジネスの俊敏性と運用効率を高めたいと考えました。
「当社のデータセンターネットワークは、保守が極めて困難になっていました」と、abilisのITインフラストラクチャ責任者であるクリスチャン・クルーガー氏は振り返ります。「お客様のニーズにもっと簡単に応じられるように、保守時間を短縮することが目標でした」
abilisはデータセンターにSoftware-Definedの手法を採用したいと考え、CLIやプログラムの専門知識なしに、俊敏性を向上させる方法を探し始めました。
「人手不足の問題もありました」とabilisのシニアシステムエンジニア、アンドレアス・ノブロック氏は述べます。「VLANの設定やスイッチ設定のチェックといった、日常業務をサポートするソリューションを必要としていました。そのような作業を手動ですると時間がかかり、ソフトウェアのサポートがなければ、ミスを犯しやすいのです」
インテントベースのネットワーク構築が、Day 0にもたらす価値
abilisは、データセンターネットワークの設計、導入、運用を簡素化するために、ジュニパーのインテントベースネットワーク自動化ソフトウェアApstraを選択しました。IPファブリックに、ジュニパーのQFX5120スイッチも設置しました。
「わずか1日で、Apstraの設計図をセットアップして、300のVLANが含まれるネットワークを構成しました」とクルーガー氏は述べます。「そのスピードには驚きました」
Apstraは、EVPN-VXLANのネットワークオーバーレイだけでなく、スパインスイッチとリーフスイッチの設計と導入も自動化しました。検証済みのテンプレートとゼロタッチプロビジョニングで、約15営業日かかっていた導入時間がわずか2.5日にまで劇的に短縮されました。
「CLIコマンドの知識は不要です」とノブロック氏は述べます。「意図する設計をApstraに伝えると、Apstraで構成がセットアップされ、運用時に問題が発生した場合には、レポートが送信されます」
abilisはネットワークの設計と導入に、ジュニパーのプロフェッショナルサービスのほか、データセンター刷新のチャネルパートナーとしてNuviasの協力を得ました。abilisの新たに拡張された本社では、ジュニパーのAIドリブンの有線および無線ネットワークも使用されています。
ネットワークを効率化して貴重な時間を節約
abilisでは、最新の自動化されたデータセンターネットワークにより、ITソリューションを効率的に顧客に提供できます。同社のITソリューションには、ホスト型SAPとMicrosoft Azureのサービスや、独自のFlowDOCS業務プロセス自動化のほか、構成、価格、見積りのソフトウェアcalcITなどがあります。
「Apstraを使用することで、お客様のホスティング環境のプロビジョニングが高速化され、お客様に優れたマネージドサービスを提供できます」とクルーガー氏は述べています。
Apstraは、予測に基づくインサイト、強力な分析機能、根本原因特定の機能を備えているため、abilisのデータセンターチームは、問題をすぐに特定して解決できます。自動化と変更管理が、人的ミスを減らし、保守時間枠を短縮しています。
「Apstraからは、パフォーマンス全体に関するより適切なインサイトが得られるため、問題の発生時にすぐに分析できます」とノブロック氏は述べます。
Apstraは他の面でもシステムエンジニアチームの手間を省いています。「ネットワークエンジニアがいなくても、データセンターサイトを変更できるようになりました」とノブロック氏は述べます。
2023年7月公開